種類や使い方、効果など理解して、上手に取り入れて
種類や使い方、効果など理解して、上手に取り入れて
 
-プラセンタ化粧品とは?- 種類や使い方、期待できる効果を徹底解説
化粧品のコマーシャルなどでよく聞かれるようになった成分、「プラセンタ」。肌にいいらしい、というような漠然としたイメージはあるものの、そもそもどんな成分なの?どういう効果が期待できるの?など、疑問はいっぱい。そんな気になる「プラセンタ」を徹底解説します。
?「プラセンタ」とは- ズバリ、プラセンタとは「哺乳動物の胎盤」のこと。この胎盤からエタノールで抽出したものが、化粧品などに配合されているプラセンタエキスです。
胎盤には成長因子や体内で作り出せない複数の必須アミノ酸など豊富な栄養素が含まれていることが分かっています。野生の哺乳類などが、出産後に排出される自分の胎盤などを食べることがあるのは、本能で自身の身体を回復させる行為とも言われています。 そこで医療現場では、免疫力を上げ、細胞の活性化につながるという効果が期待され、肝機能改善やアトピー性皮膚炎、更年期障害などの治療場面でも用いられてきました。 \Q&A/
(Q)美肌効果が高いといわれるのはなぜ?(A)肌のハリ向上やターンオーバーが期待できる作用が認められ、アンチエイジング対策の成分として、注目されています。 プラセンタには10数種類のアミノ酸や核酸様物質、さらに各種ビタミン類、ミネラル、酵素、ムコ多糖類など、豊富な成長因子が含まれています。成長因子は細胞の成長や形成を促進するものですが、厳密にいうと化粧品などのエキスに加工する段階でピュアな成長因子としては存在しなくなります。しかしながら、いろいろな研究から、成長因子様作用により、肌のハリ向上やターンオーバーが期待できる線維芽細胞増成などの作用が認められおり、アンチエイジング対策の成分として、注目されてきたのです。
(Q)プラセンタには副作用がありますか?(A)厳しい基準が設けられている国産メーカーの化粧品であれば、感染症リスクはほぼないと言ってよいでしょう。 プラセンタは、長い歴史がある分研究も進んでおり、比較的副作用も少なく安全性も高いとされていますが、採取元の母体の状態によっては感染症のリスクもゼロではありません。しかしながら、豚や馬などの動物を主として原料としている国産のプラセンタは、厳しい基準により加熱滅菌処理が行われております。たとえば狂牛病の発生に伴い、日本では厚労省より「狂牛病が発生した国の牛や羊などの胎盤は原料にしないこと」と通達されています。このように、厳しい基準が設けられている国産メーカーの化粧品であれば、感染症リスクはほぼないと言ってよいでしょう。また、信頼できるメーカーのものを選ぶことが大切です。
\プラセンタの種類/ -2大勢力は動物性と植物性-
(動物性プラセンタ)主としてヒト、ブタ、ウマなどのものが原料として用いられています。ヒトプラセンタは、現在、医療用途でのみ使用が認められており、医療用サプリメントなども存在します。化粧品などに使用されるものはブタプラセンタとウマプラセンタが主流です。[ブタプラセンタ] ■豚の分子構造は比較的人間に近く、栄養分をスムーズに取り入れられる ■入手しやすさから、価格も比較的安く抑えられる
[ウマプラセンタ] \サラブレット等の胎盤から抽出。/ ■ 豚よりもアミノ酸が豊富に含まれている ■食用で生の馬刺しが認められているように、体温が高く寄生虫などの心配もないという安全性 ■豚に比べて希少性が高いため、製品が高価になりやすい ~メリット~胎盤本来の多くの成分が含まれており、細胞活性化などアンチエイジング効果を期待するなら合理性あり
(植物性プラセンタ)哺乳類の胎盤と似たような機能を持つ「植物性プラセンタ」と言われるものは、植物の種が含まれる「胎座」の部分から抽出したエキスのことです。 ■アミノ酸やミネラル、ビタミンなどが 含まれており、これらの栄養素による 保湿や美白効果が期待されています。 ~メリット~動物性のものよりもクセのある匂いがなく、アレルギーのリスクも少ない
[プラセンタ化粧品の選び方] プラセンタの効果を期待するのであれば、当然、プラセンタ濃度が高いものを選ぶこと!
◇成分表の前半に記載されているもの◇ 化粧品の成分表は、配合量が多い順に記載されています。 ◇プラセンタの種類ごとの特徴を押さえておく◇ アンチエイジング効果を期待するならば、動物性プラセンタが配合されているものを選ぶ、など。
\肌悩みに合わせて選ぶなら/ プラセンタは肌細胞の活性化や血行促進が期待できるため、そのほかの美容成分と組み合わせると、さらに効きそうなお悩み別のプラセンタ利用法が見えてきます。 ~シミが気になる~プラセンタは肌のターンオーバーを促進するため、ビタミンCなどが配合されたものと組み合わせるとより美白効果が発揮されます。
~乾燥が気になる~セラミドやヒアルロン酸など保湿成分と組み合わせると、プラセンタによる肌細胞の回復に加え、肌細胞の保水力向上が期待できます。 ~肌荒れが気になる~抗炎症作用の成分と組み合わせることで、荒れた部分の鎮静と肌の回復効果を期待できます。
!プラセンタ化粧品の効果的な使い方- [成分を行き渡らせるために、ハンドプッシュなどで肌を包み込むように優しくなじませてください。]「せっかくの成分だから目いっぱい浸透させよう!」などと、強い力でたたき込んだりすると、肌への刺激になってトラブルになることもあるので、ご注意!基本的に普段の化粧水や美容液などと同様、それぞれの製品の説明書に従って、正しく使用してください。
~良質な製品を正しく使うことで、プラセンタの魅力は発揮できるはず。魅力的な成分として、ぜひ上手に取り入れてください。~
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