気づけばもう春ですね! 暖かくなってくると、軽やかな春メイクをして、お出かけしたくなります♪
でも、ふと思えば、時間がないときにメイクするのは面倒だし、引き算が苦手でつい“こってりメイク”をしがちだし、昔からメイク方法は変わってない私がいます…(汗)
そこで今回は、友人のヘアメイクアップアーティスト、清水有希子さんをゲストに「時短でも、今どきの顔が作れるメイク術」を教えてもらいましょう!
朝に手早く&夜はちょい足しするだけの簡単テク!
気づけばもう春ですね! 暖かくなってくると、軽やかな春メイクをして、お出かけしたくなります♪
でも、ふと思えば、時間がないときにメイクするのは面倒だし、引き算が苦手でつい“こってりメイク”をしがちだし、昔からメイク方法は変わってない私がいます…(汗)
そこで今回は、友人のヘアメイクアップアーティスト、清水有希子さんをゲストに「時短でも、今どきの顔が作れるメイク術」を教えてもらいましょう!
「時短で仕上げるには、手をかけるべきパーツを絞ること!」と清水さん。
「ベース作りとマスカラ、眉毛の3つだけは丁寧に。時間がないときは、この3つだけでもきちんとすると、顔のよいところが強調されるんです。」
さらに、時短メイクをするときはアイテム選びも重要だそう。
「時短のときは、アイシャドウ、チーク、リップはすべてクリームタイプをおすすめしています。クリーム状なので、さっと指塗りできて楽ちん。つける量を自分で調整しやすいので、失敗も減らせます。また、チークとリップ兼用のクリーム状『リップチーク』を使えば、頬と唇の色合わせに時間をかけずに済みますよ」
ここからは「10分でできる時短メイク」を、私の顔に施してもらいながら、ポイントごとに解説していきますね。ちなみに 10分の内訳は、ベース作り(ファンデーション)で3分、アイメイクで3分、眉で2分、チークとリップで2分です。
清水さんが選んだのはクッションファンデーション。それはなぜ?
「クッションファンデーションは、今シーズンらしいシアーでみずみずしいツヤ感が出しやすいんです。崩れにくくするため、スキンケアの段階でしっかりパッティングして、毛穴を引き締めておくこと! さらに、塗るときはパフを軽く肌に押し当て、叩き込むようにつけるのが大事です。こすり塗りでは肌に密着せず、毛穴が目立ちやすくなります」
目の下、頬の高い位置は「ここがキレイだと肌全体の質が上がって見える」そうなので、スポンジで念入りに叩き込みます。さらに、崩れにくくしたい場合は、崩れやすいTゾーンとUゾーンだけ、パウダーをはたくのも手。
ベースの肌が仕上がったら、次は眉…と思いきや、清水さんが取りかかったのはアイメイク!
「私はいつも、眉毛を最後に描きます。先に眉を描くと、そちらに合わせてアイメイクをすることになるので、結果的に目も眉も重くなりがち。だから、目を先に仕上げてから、目が一番強調できるバランスで眉を描きます」
使用するのは、クリームタイプのアイシャドウ。人差し指だと力が入りすぎてしまうため、薬指につけて、まぶた全体に塗っていきます。チップで塗るよりも、つける量を調整しやすいので、さっと仕上がります。
続いて、苦手意識の高い人が多いアイラインに突入!
「この春、アイメイクのポイントは抜け感。アイラインもマスカラ両方をこってり塗ると、野暮ったく見えてしまいます。アイラインは軽め、マスカラ重視のバランスがおすすめ!目尻に少しだけアイラインを入れれば、まつ毛を際立たせつつ、軽やかな仕上がりに」
まつ毛とマスカラは丁寧に! 「ここにこそ、時間をかけて」と清水さんが言う通り、ビューラーでまつ毛をしっかりと根元から立ち上げたら、マスカラを根元から丁寧に毛先に向けて動かしていきます。目元で3分使って、ここまでで6分経過!
仕上がった目元はこちら…。クリームシャドウ1種類と、アイラインは目尻だけ、あとはマスカラしか使っていないのが嘘みたい! 何種類ものアイテムを使って立体感を出した目元に見えますよね。
眉は「自眉がしっかりある人」「自眉が少ない人」によって、プロセスが変わります。私は自分で抜いたりもしていて(残念ながら)後者です…。
自眉がある人は、スクリューブラシで整えてから、眉マスカラをつけるだけでもOKです。自眉がない人は、ペンシルよりも、パウダーのアイブロウのほうが、ふんわり感が出て今っぽく仕上がります。
描き方で絶対NGなのは、眉頭から描くこと! 最初はブラシに粉がたっぷりついた状態なので、眉の欠けている部分(眉の真ん中あたり)から描いて伸ばしていき、粉が少なくなったところで、眉頭に軽くのせましょう
この写真で筆を置いている位置が、描き始めのところ。今春も引き続き太眉がトレンドなので、眉山を描きすぎず、ややフラットに描いていき、最後に眉頭にパウダーをのせます。
最後に、同じ「リップチーク」で頬と口元を仕上げます。今春はマットな感じよりもみずみずしく自然な素肌感を出していくのがポイント。頬の高いところにのせ、指で横方向にぼかすと自然な血色が出て素肌感がアップ!リップも指で塗ることで、自然な仕上がりに。時短にもなります。ここまで、ジャスト10分で完成!
仕上がった顔はこちらです♪
ベース作りが丁寧なので、いつもより素肌がキレイに見えます! 目元も作り込んだような立体感。後日改めて自分でも試してみましたが、ジャスト10分で仕上がりました。とくに目元が楽ちんで「今まで20分以上かけていたのは何だったの!?」と思うほど。
ここからは番外編!上のメイクはナチュラルなので、夜にお出かけがあるときはもう少し華やかにしたいところ。そこで「ちょい足し」するだけで、お出かけ仕様になる方法を教えてもらいました。
仕上がりはこちらです↓ 「ちょい足し」で、ぐっと華やかに♪
足していただいた大きなポイントは、次の3点です。
●柿色とボルドーの目元でトレンド顔に
●Cゾーンにツヤをプラスして華やかに
●眉の中間~眉山あたりまでに少しパウダーを付け足し、メリハリをつける
「もっとも大きく変えるのはアイメイク。今春のトレンドは春でも明るいパステルではなく、オレンジや赤茶系など、少しスモーキーで女っぽい色合いです。」
アイシャドウはクリーム系のオレンジを指で上まぶた&下まぶた(涙袋)に重ねていきます。今っぽく仕上がるうえ、クマ&くすみ隠しの効果も! さらに、レンガっぽい茶のアイシャドウを目の下のキワに少し入れると、垂れ目っぽく仕上がって優しい印象に。マスカラもボルドーを合わせると、さらに柔らかさが演出できます。
今回は眉にパウダーを足しましたが、眉マスカラも、ちょい足しとして便利なアイテム。たとえば明るいオレンジなどのものを使えば、軽さとともに華やかさも出ます。リップは昼間よりやや濃い色味、だけど今シーズンらしいシアーなものを選んでくださいね。
ちょっとの工夫でぐっと時短でき、しかもキレイに仕上がるのなら、新しいワザを身につけたくなりますよね。春コスメが店頭に並ぶ今、新しい私になれる旬メイクを楽しみましょう!
【教えてくれた方はこちら】
清水有希子さん
ヘアメイク事務所AICON代表。個性を生かすナチュラルメイクから作り込みメイクまでを得意とし、TV、映像、ライブ等のメディアを中心に活動中。
富永明子さん
編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。美容情報メディアにて、スキンケアやビューティ、ヘルスケアに関する取材記事の連載を持つほか、編集者として同分野の書籍に数多く携わる。また、自著に『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)がある。