日差しが強くなってきましたね。5月から紫外線量は強くなっていき、8月にピークを迎えます。「多少、焼けてもいいもん」と思っていても、紫外線は将来シミができる原因に! しっかり紫外線対策をして、予防しておいたほうがよいでしょう。
とはいえ、ただ日焼け止めを塗りまくればよいわけではありません。将来のシミを防ぎ、季節を問わずに明るい肌色をキープするには、いくつかの“合わせ技”が必要!今回は、私が普段おこなっている美白ケアを紹介していきます。
日焼け止めだけ塗ればいいと思っていませんか?
日差しが強くなってきましたね。5月から紫外線量は強くなっていき、8月にピークを迎えます。「多少、焼けてもいいもん」と思っていても、紫外線は将来シミができる原因に! しっかり紫外線対策をして、予防しておいたほうがよいでしょう。
とはいえ、ただ日焼け止めを塗りまくればよいわけではありません。将来のシミを防ぎ、季節を問わずに明るい肌色をキープするには、いくつかの“合わせ技”が必要!今回は、私が普段おこなっている美白ケアを紹介していきます。
かつて私は、紫外線対策のために「とりあえず、SPF値の高い日焼け止めを塗ればいいんだよね?」と思っていた時期がありました。でも、美容について学ぶうちに気づいたことがあります。それは「肌トラブル原因の大半は、肌の乾燥にあり!!!」ということ。
どんなに立派な美白化粧品や日焼け止めを塗っても、ベースの肌が乾燥していたら台なし。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、外からの刺激を受けやすくなります。その状態で紫外線を浴びると、メラニンの生成量が増え、シミやくすみが生じやすくなるのです。
つまり、紫外線量の多い時期の日焼け対策はとくに「保湿」が必須!「保湿クリームはべたつくから嫌」なんて、言っている場合じゃありません。肌のバリア機能を保つ「保湿」、未来のシミを防ぐための「美白ケア」と、その日浴びる紫外線を予防するための「日焼け止め」の3つが必要なのです。
夏に限った話ではありませんが、肌ケアの基本は保湿にあり! 私が普段おこなっている、保湿ケアをご紹介します。
乾燥が気になったときに石けんタイプに切り替え、ふわふわに泡立ててから優しく洗うことを心がけたら、乾燥対策になりました。
化粧水と美容液のあと、「クリームを塗るのだから、乳液はいらないかな」と飛ばしていた時期がありました。でも、乳液の役割を知ってからは「乳液マスト!」にマインドチェンジ。
乳液は、エモリエント効果といって、肌をやわらかくする成分が含まれています。それによって、美容液やクリームで取り入れる成分が浸透しやすくなるほか、適度に含まれる油分が肌の上から蓋をする役割も。私は少しベタついてでも、しっとりとしたテクスチャーの乳液を選ぶようにしています。
ほかにも、時間のある日は化粧水を3度づけしたり、コットンパックをしたり、仕事中にスプレータイプの化粧水を吹きかけたりと、乾燥対策をしています。
続いて、大切なのが美白ケア。保湿×日焼け止めでガードしても、完全に紫外線をブロックすることは難しいものです。そこで「将来できてしまうシミ」を食い止めるために、美白化粧品でケアをしておくことが大切です。
有効成分が多く入っているのは美容液! 美容液だけでも、美白効果をうたったものを使うとよいでしょう。さまざまな成分がありますが、代表的なものがビタミンCです。ビタミンC入りの美容液を使うほか、サプリメントや食品から摂取するのも手!
保湿×美白の基礎化粧品でケアをしたら、いよいよ日焼け止めの出番です! 日焼け止めの基本は「SPF」と「PA」にあります。それぞれの値が高いほうが効きそうに感じますが、高いほど肌への刺激は強くなるので、生活シーンによって分けるのがおすすめです。
日中、屋外にいる時間が長い方は「SPF40以上」「PA++以上」を選びましょう。でも、屋内で過ごす時間の多い方は、そこまで値が高くなくても大丈夫。「SPF25程度」「PA++」が目安です。
私の場合はほとんど屋外にいないので、日焼け止め単体を顔に塗ることはなく、普段は「SPF20」「PA++」のクリームファンデーションを使っています。ただ、あまりに日差しの強いなかで20分以上、外を歩く必要があるときは「SPF40以上」「PA++以上」と値の高いもの(肌に密着して化粧崩れを防ぐBBクリーム)を選ぶことも。そのときは帰宅後すぐに顔を洗って、肌への刺激を最低限に抑えるようにしています。
なお、頬の高いところや鼻、おでこは崩れやすく、しかも日差しを浴びやすいので、重ね塗りしておくと安心です!
ちなみに、屋内でもUV-A波はガラスを通して入ってしまうので、化粧をする必要のない日も、化粧下地だけは軽くつけるようにしています。
顔とあわせて、ボディにも日焼け止めを塗る方は多いと思いますが、気をつけたいのが「目の届かない&手が届きにくい場所の日焼け」。とくに、首の後ろと背中、脚の裏側は塗りにくく、気づかないうちに日焼けしていることも……。
そこで私が取り入れているのが、スプレータイプの日焼け止めです。手が届かずに塗りにくいところも、スプレーなら吹きかけやすく、持ち運びも便利。とくにビタミンC配合の日焼け止めを選ぶと、美白効果も期待できます。
なお、うっかり紫外線を浴びてしまったあとは、ひたすら保湿! 紫外線は肌の乾燥を促進させるので、しっかりとうるおいを与えましょう。刺激の強い化粧品は避け、肌に優しい化粧水や乳液、クリームで保湿してください。
つまり、紫外線を浴びる前も後も、大切なのはまず保湿ということ。紫外線に負けない肌を作って、夏も美肌を手に入れましょう♪
富永明子さん
編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。美容情報メディアにて、スキンケアやビューティ、ヘルスケアに関する取材記事の連載を持つほか、編集者として同分野の書籍に数多く携わる。また、自著に『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)がある。