乾燥肌の皮膚保湿剤
ヘパリン類似物質とは？

「ヘパリン類似物質」は、乾燥肌の保湿に優れた効果を持つ成分です。この成分は血行促進・皮膚保湿剤などとして医療現場では古くから活用されており、近年は保湿剤としてスキンケア商品にも配合されるようになりました。すでに、日々のお手入れに取り入れている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、医薬品や基礎化粧品などさまざまな保湿成分がある中で、特にヘパリン類似物質をおすすめしたい理由と、ヘパリン類似物質を含む薬用化粧品AdrySについて解説します。

ヘパリン類似物質はヘパリンとよく似た物質という意味です。それぞれ、どのような物質なのでしょうか。作用や効果、どのように利用されてきたかについて見ていきましょう。

【ヘパリンとは】

ヘパリンは、肝臓で生成される糖類の一種で、私たちの体内にも広く分布するものです。細かくいえば「ムコ多糖」に分類されるヒアルロン酸などの仲間です。ムコ多糖類の特徴は、親水性に富んでおり、分子が大きく伸び広がっていることです。ムコ多糖類に分類される物質は、身体の様々な場所に存在しており、高い保水性を持つことで、生体に必要な水分を蓄えてくれる働きをしています。

【ヘパリン類似物質とは】

ヘパリン類似物質は、ヘパリンと非常によく似た構造であるため、作用も似ています。へパリン類似物質はヘパリンと比較し、安定性が高く、扱いやすいという特徴があります。ヘパリン類似物質は、以前より皮膚保湿剤としての役割が注目され、近年では美容成分としての期待も大きくなっています。

大正製薬は乾燥肌に悩んでいる方の悩みを解放したいという思いがあり、長年の研究から積み上げられた乾燥肌に関するノウハウやデータから、20年以上前からヘパリン類似物質に注目し、研究を進めてきました。

ヘパリン類似物質が美容成分として注目されるポイントについて紹介しましょう。

1. ヒアルロン酸にも似た構成を持ち、保湿効果が高い

ヘパリン類似物質はムコ多糖類に属します。保湿成分の高いヒアルロン酸もムコ多糖類であり、ヘパリン類似物質はヒアルロン酸とも構造が似ています。少ない量でも多くの水分を保つことができ、肌の保湿剤としても活用できるのです。

2. 肌の角質層まで浸透

「保湿効果がある美容成分」といえば、ヘパリン類似物質以外にも多くのものがあります。ヒアルロン酸もそうですが、コラーゲンやセラミドなども保湿効果がある成分としてよく知られています。

保湿成分の中でもヘパリン類似物質は角質層に浸透して肌を潤わせることでも知られています。

近年「ヘパリン類似物質が配合された化粧品」などが各社で販売されていますが、大正製薬では医薬部外品として、基礎化粧品にヘパリン類似物質を含む化粧品を開発しました。

肌の乾燥・保湿に悩む女性は多く、特に30代以降はシミやくすみ※など複合的な肌の悩みが増えてきます。「ヘパリン類似物質」を含むスキンケア商品が注目されている今、大正製薬が発売したAdrySの特徴についてご紹介します。
※くすみ：乾燥によるキメの乱れによるもの

【毎日つけるものだから、使い心地のいいものを！】

化粧水やクリームは、毎日使用するものです。乾燥肌向けというと、ベタベタしたテクスチャーのものを想像する方も多いかもしれませんが、乾燥が気になる方は重ね付けの出来る化粧品を選んでいただくことをおすすめいたします。AdrySの化粧水は、オイルフリーを実現、サラサラなのにしっとり肌に潤いを与えることが可能です。毎日使うものだから、使い心地にもしっかりとこだわっていきましょう。

紫外線やクーラーによる外的刺激はもちろんのこと、ストレスなどでも肌の状態が悪くなり、肌の乾燥が気になることも少なくありません。また、肌が乾燥するとさまざまな肌トラブルも起きやすくなります。

これまでの肌ケアのままでいいのだろうか…という不安がある方は、ぜひヘパリン類似物質配合の基礎化粧品を試してみてください。大正製薬の『AdryS（アドライズ）』はヘパリン類似物質とプラセンタエキスという2つの薬用有効成分を配合した保湿シリーズで、乾燥肌に悩む方々におすすめの化粧品です。

ヘパリン類似物質など薬用有効成分以外にもセラミドやアミノ酸などの保湿成分を含んでいます。製薬会社ならではのナノ化技術※を採用し、角質層まで有効な成分を届けます。サラサラなのに、しっかりうるおうテクスチャーは使い心地がよく、目元や頬、口元など乾燥が気になる部分へ重ねづけするのもおすすめです。ご自身に合う基礎化粧品と丁寧なケアで、潤い美肌を目指しましょう。
※ナノ化技術：セラミドのみ