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保湿はなぜ必要なの?
毎日の正しいケアでうるおいをキープ

【監修】 河村優子(かわむら ゆうこ)先生

渋谷セントラルクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医、日本レーザー医学会認定医。アンチエイジングをコンセプトに、体のなかと外から痩身や美容皮膚科をはじめとするさまざまな治療に取り組む医師。酒さ(しゅさ)、乾癬(かんせん)、にきび、アトピーなど、皮膚免疫疾患の分野においては、UCLA大学教授と提携したライフスタイルの改善と腸内環境に着目した皮膚治療プログラムを実践中。海外の再生医療を積極的に取り入れ、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療の提供に尽力。

スキンケアの基本は「保湿」です。美白のためにも美肌のためにも、結局のところ「保湿」が大切です。最近ではだいぶ周知されてきた事実ですが、なぜ肌にとってそんなにも保湿を行うことが大切なのかということはあまり知られていません。

そこで今回は、さまざまな肌トラブルを回避することができる保湿の大切さについて、一歩踏み込んでお話していきます。保湿化粧品やスキンケアの基本など、お肌のうるおいをキープするために役立つ情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


なぜお肌を保湿する必要があるの?

なぜ保湿する必要があるのでしょうか?しっかりと水分を蓄えた肌がトラブルを起こしにくい理由をご説明します。

肌トラブルの最大の原因は「乾燥」

乾燥がお肌に及ぼす影響とは、一体どんなものなのでしょうか。まずはお肌が乾燥する理由や、乾燥すると、肌がどのような状態になるのかについて考えてみましょう。


<なぜ肌は乾燥するの?>

① 空気の乾燥
秋から冬にかけて湿度が大幅に落ちる時期には、お肌からも水分が奪われ、乾燥します。また外気の状態に関わらず、クーラーを使用している場合には湿度が落ち、肌が乾燥します。

② 紫外線
肌の表面には肌のうるおいによる保護膜(肌バリア機能)があります。紫外線にはこの保護膜を酸化させる作用があります。保護膜が傷つくことで、肌の水分が蒸発しやすくなるとともに、紫外線から肌は身を守ろうと、角質が厚くなること(「角質肥厚」の状態)で、水分を蓄えにくい状態になってしまいます。

③ 間違った洗顔方法
間違った洗顔は、お肌を乾燥させてしまう危険性が高いです。

肌を傷つける洗顔方法

・洗顔料をしっかり泡立てないまま顔につけてしまう
・ごしごし擦るように洗う
・高い温度のお湯で洗い、肌にとって必要な油分まで奪ってしまう
・洗顔の回数が多すぎる

<乾燥するとどんな肌になる?>
肌の乾燥が進み、肌バリアを失った肌に起こりやすいトラブルには、次のようなものがあります。

・見た目がかさかさし、粉を吹くこともある
・さまざまな刺激に対して過敏になってしまう(敏感肌になる)
・炎症による痛みやかゆみを引き起こしやすくなる
・古い角質をうまく排出できなくなり、毛穴の炎症やニキビ、吹き出物などをつくるきっかけとなる
・メイクのノリが悪くなる

※さらに乾燥肌について詳しく知りたいという方は、「季節を問わず悩まされる乾燥肌。スキンケアを見直して健康な肌に」もご一読ください。

保湿剤が果たす役割は?

肌は自らうるおう機能を持っていますが、うるおいが不足している場合は保湿剤などで補ってあげる必要があります。ここでは肌と保湿剤の関係をご説明します。

1.お肌の構造
肌には肌を守る天然のバリア機能があります。健康な肌では、表面にある「角質層」がたっぷりと水分を蓄えて、角質層自らがバリアと化しています。

この角質層において、細胞と細胞の間に満ちている水分を「天然保湿因子(NMF)」と言います。そして天然保湿因子を角質層に留める役割をしているのが「細胞間脂質」です。

肌バリアは、肌細胞、天然保湿因子、細胞間脂質の3つで構成されています。肌バリアは、適度な水分と油分のバランスにより成り立ち、乾燥によってこれらのバランスが崩れることで、たちまちに肌を守る機能を失ってしまいます。


2.保湿剤は保湿のためにどのように働く?
では、保湿剤(保湿効果のある化粧水やローション、クリーム、乳液、美容液など)はどのようにして保湿に役立つのでしょうか?

<保湿剤の役割>
① 角質層に浸透し、水分を補う
② 硬くなってしまった角質に染み込み、柔らかさを保つ
③ 肌の表面を覆い、水分が蒸発するのを防ぐ


以上のポイントで肌を乾燥させないよう、また、乾燥した肌にうるおいを戻すよう働いてくれるのが保湿剤です。

保湿化粧品にはどんな種類がある?

保湿に役立つ基礎化粧品には、いくつかの種類がありますので種類別に成分や役割を見ていきましょう。

【保湿化粧水】お肌へ水分をたっぷり補給

保湿化粧水(ローション)の主成分は水です。ローションなどの保湿剤では、肌表面に不足した水分を補う機能があります。肌にあった化粧水を使用するとともに、必要な水分で肌を満たしていくために、肌タイプは関係なく、どんな肌でも「化粧水はたっぷり使う」ということを意識しましょう。

【保湿乳液】うるおいを保ちお肌を柔らかくする

保湿乳液の主な成分は、水分と油分、それらを混合させるための界面活性剤(乳化剤)です。細胞間脂質のひとつである「セラミド」が含まれているものもあります。乳液は化粧水よりも油分が多く配合されているため蒸発しにくく、保水力も高いものです。うるおいを長時間保ち続けることで、お肌はふんわりと柔らかくなります。

普通肌や脂性肌の方は、化粧水と乳液のみで十分に保湿することができることも多いです。しかし、脂性肌の方は特に皮脂の分泌が多い部位(額、鼻、アゴなど)は塗る量を減らすか、塗った後にティッシュで押さえて油分を吸い取るなどの方法で調節しましょう。さらに乾燥肌の方は、この後にクリームやジェルなどの保湿剤を使用するのもおすすめです。

【保湿クリーム】ふたをして乾燥を防ぐ

保湿クリームは、多くの油分と保湿効果の高い美容成分が含まれています。グリセリン、ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、セラミド、ホホバオイルなどの配合濃度が高く、皮膚に「膜」を張って水分の蒸発を逃がす役割があります。これらは肌にとっての栄養価が高いものですから、「より保湿したい部分」に丁寧に重ねるような利用方法がおすすめです。

特に目元、口元(ほうれい線の上)を中心に、指先で優しく押すようにして馴染ませますが、擦り込むように塗る必要はありません。その他にも美容液やパックなどによる保湿もあります。美容液は商品ごとに使うタイミングが異なりますので、よく説明を読んで使用するようにしてください。また、パックは美容液を染み込ませたマスクを貼るタイプや、クリームや泡を塗るタイプなどがあり、放置する時間なども異なります。こちらもご自身に合ったものを選び、正しく利用しましょう。特に敏感肌の方は、敏感肌に対応したタイプや、薬用成分配合のものなども探してみましょう。


保湿を意識したスキンケアを心がけるのであれば、「記事:乾燥肌の皮膚保湿剤 ヘパリン類似物質とは?」などの記事も参考になります。

正しい保湿ケアでうるおい肌を手に入れよう

保湿は保湿化粧品をつける以外にもさまざまなものがありますので、基本とポイントを見ていきましょう。

保湿の基本とポイント

<洗顔の注意点>
洗顔の際には、次の点に注意しましょう。

・メイクはクレンジング剤を利用し、短時間で落とす。
・洗顔のお湯の温度はぬるめに。32度程度が適温。
・洗顔料の泡はよく泡立て、ふんわりとした状態で肌につける。
・ごしごし擦るようにせず、優しく手を動かす。
・洗浄成分が顔に残らないよう、ゆすぎは丁寧に。

<保湿化粧品使用上の注意点>
洗顔後、保湿化粧品を使用する際に気を付けるポイントです。洗顔後のお肌はうるおいを失い、デリケートな状態になっています。

・洗顔後できるだけ早く化粧水をつける。
・基本は化粧水、乳液、最後にクリームなど。美容液は種類によってタイミングが異なるので、よく表示を読む。
・化粧水と乳液は、べたつきがひどくならない程度にたっぷりと、が基本。クリームはポイント使いで。
・「まだつっぱった感じがする」という場合には、量を増やすか、重ね付けをする。
・Tゾーンについては様子を見ながら使う量を加減する。


季節に合わせたスキンケア

同じ人の肌でも、季節によって乾燥の度合いは異なります。季節に合わせた保湿ケアをするようにしましょう。秋冬はどんな場所にいても乾燥するので、保湿効果の高い基礎化粧品を選ぶようにします。また、普段使っているものにクリームや美容液をプラスアルファするなどしてうるおいを補うのもよいでしょう。ただし、次の理由からそれほど乾燥しないと思われる春夏にも注意が必要となりますので、季節に合わせたスキンケアを心がけましょう。

・春先でも紫外線量は多いので、紫外線対策(UVカット)をしなければ乾燥が進む恐れがある
・夏はクーラーの使用で湿度が低くなっていることが多いので、乾燥対策が必要な場合が多い

気になる加齢への保湿ケア

加齢が原因で肌が乾燥する場合、保湿ケアは一年中必要です。若い頃に比べると、分泌される皮脂量も少なくなっています。また、1回あたりのターンオーバーの周期が長くなるので、古い角質を排出しにくく、角質で肌が固くなりがちです。より保湿効果の高い基礎化粧品を選び、毎日継続して利用するようにしましょう。
なお、食生活の乱れ、睡眠不足などが重なると、肌の回復もずっと遅くなります。30代、40代以上の方々は、スキンケアだけでなく「無理をせずに生活する」ということが非常に重要です。お肌に悩みがある方は、生活自体も振り返ってみてください。

冒頭にもお話した通り、しっかりと保湿ケアをすることは、さまざまな肌トラブルを回避することに繋がります。乾燥を感じていない場合にも、肌へのダメージを蓄積させないよう、丁寧なケアを継続するようにしましょう。
また、「皮脂の分泌が多いから大丈夫」と思っていても、「乾燥した肌を守るために皮脂を分泌している」という場合がありますので、じっくり肌を観察してご自身にとってぴったりの保湿ケアを見つけましょう。

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