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顔マッサージでたるみは解消する?
間違ったマッサージ方法では逆効果

【監修】 河村優子(かわむら ゆうこ)先生

渋谷セントラルクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医、日本レーザー医学会認定医。アンチエイジングをコンセプトに、体のなかと外から痩身や美容皮膚科をはじめとするさまざまな治療に取り組む医師。酒さ(しゅさ)、乾癬(かんせん)、にきび、アトピーなど、皮膚免疫疾患の分野においては、UCLA大学教授と提携したライフスタイルの改善と腸内環境に着目した皮膚治療プログラムを実践中。海外の再生医療を積極的に取り入れ、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療の提供に尽力。

歳を重ねるにつれ、顔がたるむ原因として肌の弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチンといったタンパク質が、加齢に応じて減ってしまうことが考えられます。「実際の年齢より老けて見られる」、「そんな年ではないのに鏡を見るとたるみが気になる」などの場合には、適切なお肌のケアが必要かもしれません。

たるみケアの一つとして顔のマッサージが有効ですが、間違った方法でのマッサージを行うことでむしろ逆効果になってしまうこともあります。今回は、自分で正しくできる顔のたるみを予防・改善するためのセルフマッサージの方法をご紹介します。お金と時間がかからないセルフマッサージであれば、継続しやすいでしょう。


セルフマッサージで注意すべきポイント

一口にセルフマッサージと言っても、どのように行うべきか想像もつかない方も多いことでしょう。セルフマッサージは誰でも簡単にできますが、注意が必要です。マッサージを行う上で重要な3つの注意点を見ていきましょう。

クレンジングのついでにマッサージは間違い

「顔を撫でるのだから、クレンジング(化粧落とし)の際に、フェイスマッサージをすればいいのでは?」と思いがちです。しかし、クレンジングをしつつ、フェイスマッサージをするというのは避けていただくほうが効果的です。クレンジングとフェイスマッサージの違いを正しく理解していきましょう。

・クレンジングについて
クレンジングとはあくまでもメイクを落とす作業です。多くのクレンジング剤にはメイクを溶かす成分が入っています。この成分が入っていることで、クレンジング時にはお肌に負担がかかっていることを覚えていくとよいでしょう。クレンジングはメイクをしっかり落とせる最低限の時間で終わらせましょう。30~40秒程度を目安にすすぎ流してください。

・フェイスマッサージについて
フェイスマッサージは、顔に適度な圧や刺激を加えることです。これにより、リラクゼーション効果を得るとともに、「筋肉のコリをほぐす」、「血行をよくする」、「リンパ液の滞留などを防ぎ流れやすくする」といったことが期待できます。また、フェイスマッサージでは、老廃物の排出も促す効果も期待できますので、顔のむくみが改善しやすくなるでしょう。フェイスマッサージは、ある程度の時間をかけて、ゆっくり行うことが必要です。マッサージをする際には、摩擦による刺激を与えないようにマッサージに適したオイルやクリームなどを使用するようにしましょう。マッサージではあくまでも肌に圧力を加えることが重要となり、肌を擦るのとは異なります。肌を擦ってしまうと、炎症を起こしたり、刺激によりメラニン色素を分泌させてしまいシミが濃くなったりすることも考えられます。

また、クレンジング剤を使用したマッサージには汚れを毛穴に詰めてしまったり、メイクの粒子で肌を傷つけたりするリスクも考えられます。クレンジング時にマッサージすることによってメイクを吸い取って汚れたクレンジング剤をそのまま肌に押し付けることになるからです。あくまでもフェイスマッサージとクレンジングは別々にして、マッサージの際には清潔な肌と清潔な手に、刺激のないオイルやクリームなどを使用して行うようにしましょう。


強くこすりすぎてシミが?肌への摩擦は禁物

先ほども触れました「肌を擦ってしまうと、炎症を起こしたり、刺激によりメラニン色素を分泌させてしまいシミが濃くなったりする」ということについて、より詳しく解説します。

<色素沈着(シミ)の原因について>
シミの原因となる「メラニン色素」は、紫外線を浴びると分泌されます。メラニン色素が過剰分泌されると、ターンオーバーで排出しきれなくなり、色素が残ってしまいます。これが色素沈着です。色素沈着はシミやそばかすとなって肌に残る可能性があります。

実はメラニン色素は紫外線を浴びなくとも分泌されることがあります。それは「過剰な刺激を受けたとき」です。たとえば、ニキビ跡があります。ニキビによる炎症は過剰な刺激となり、シミのようにして残ってしまうことも少なくありません。

その他にも、「摩擦」などによってもメラニン色素が分泌されます。摩擦力が強すぎるフェイスマッサージを続けると、メラニン色素が過剰に分泌され、ターンオーバーで排出しきれずシミになってしまう危険性があります。くれぐれも強い力で擦るのは禁物だと覚えておきましょう。マッサージをする際には、摩擦力を大きく減らすことができるオイルやクリームなどの潤滑剤を使用するのを忘れないようにしましょう。

老廃物は「リンパ節」まで流すと効果的

マッサージをするときには「リンパ節」を意識いただくと効果的です。リンパ液が流れる管を「リンパ管」と言い、途中にある器官を「リンパ節」と言います。これらにはどのような役割があるのかとマッサージとの関係をご説明します。


・リンパ液について
リンパ液とは、血液とは別のものであり、身体のなかを巡る液体の一つです。リンパ液は調整役のような役割を果たしており、老廃物を流す役割も持っています。リンパ節では、リンパ液のなかにウイルスや細菌が入っていないか、体内に変質してしまった細胞がないか、などのチェックが行われます。

・なぜマッサージが必要?
リンパ液は血液のように一定の流れを持つものではありません。リンパ管に老廃物などが溜まると、流れが滞ってしまうこともあります。リンパの流れが滞ることで、むくみやたるみの原因になってしまいますので、マッサージなどで流れをスムーズにする必要があるのです。

・効果的なマッサージ方法
リンパ節は、リンパ管とリンパ管を繋ぐ節のようなものです。マッサージを行う場合には、このリンパ節までリンパ液を押し流すことで、細いリンパ管の途中で老廃物が溜まることなく、リンパ液が流れやすくなります。マッサージの際にはリンパ管の位置だけでなく、「リンパ節まで流す」ということを意識すると効果的です。

マッサージでアンチエイジング。セルフマッサージ方法

フェイスマッサージの注意点やリンパの仕組みなどについてご理解かと思いますので、実際にフェイスマッサージを試してみましょう。その具体的な方法をご紹介します。

目元のたるみに効果的なマッサージ方法

目元のたるみに効果的なマッサージ方法です。

① 耳の前を指先で軽く揉む(円を描くように)
② 耳の下から鎖骨まで、親指以外の4本の指を使って撫で下ろす(左右3回ずつ)
③ 眼球の周りのツボを押す。顔の内側から外側に向かって、耳の前のリンパ節に持っていくような意識で。


注意点:
顔の肌は擦らず「押す」ようにしてしましょう。また、首の皮膚は顔の皮膚ほど弱くはありませんが、クリームなどを使用して、できるだけ摩擦を減らすようにしましょう。

エラ・二重アゴのむくみに効果的なマッサージ方法

エラ・二重アゴのむくみに効果的なマッサージ方法です。

① アゴの骨の中央、少し内側のへこむ部分に人差し指の関節を押し込む
② 顔の右側に向かって力を込め、ぐりぐりと動かしてほぐす
③ 押し込んだ指は同じ位置のまま、今度は顔の左側に向かって力を込め、またぐりぐりと動かす
④ フェイスラインから鎖骨に向かって優しく撫で下ろす


注意点:
指の関節でツボを押すような感覚ですが、ぐりぐりと動かすときも押したまま皮膚ごと動かすようにすれば、摩擦は生じません。また、④は首となりますので優しく撫で下ろす程度にして、ぐりぐりと押すのは避けましょう。

顔のリフトアップに効果的なマッサージ方法

顔のリフトアップに効果的なマッサージ方法です。

① 両手で左右の口の端からアゴにかけて、痛すぎない程度に強くつまむ
② ほうれい線に沿って上に向かってつまむ場所を変えていく


注意点:
むやみに引っ張らず、ただつまむという意識である程度力を入れてつまみましょう。


これらの他にもさまざまなリンパマッサージがあります。また、「ツボ押し」もリンパ節と重なる部分が多く、効果的です。また、最近はこのようなリンパマッサージを紹介した動画なども増えていますが、一般の方の動画よりも専門家の動画を参考にされることをおすすめします。

マッサージをより効果的にするには?

フェイスマッサージを行う前の準備と行った後のケアによって、より効果が期待できます。最後にそれらの具体的な方法をご紹介します。

マッサージを行う前に。血行を良くし、リンパが流れやすくしておく

あらかじめ身体の血行を良くしておくことによって効果的にマッサージを行うことができます。次の方法でコリをほぐしますが、痛みを感じるほど強くする必要はなく、ある程度の「圧」によってリンパを刺激していきましょう。

まずは「上から下に撫で下ろす」という動作で、肩回りと首のリンパの流れを良くします。

・首の後ろ(うなじ)から、左右の肩にかけて両手で撫で下ろす
・左右の耳の下あたりから、鎖骨に向かって撫で下ろす

その後、鎖骨や脇の下のリンパの流れも良くします。

・鎖骨の中央から、左右の鎖骨を通り、肩に向かって撫でる
・腕を上げ、脇の下を揉む

フェイスマッサージの前に、これらの顔のリンパがより流れやすくなる「ほぐし」を行ってみてください。また、リラックス効果を促進するためは、できるだけ時間に余裕があるときや、気持ちが落ち着いているときなどがおすすめです。入浴後や、寝る前のひととき、外出する予定のない休日の午後などを利用するのはいかがでしょうか。ぜひお試しください。


マッサージ後は水分補給としわやたるみ対策化粧品でケア

フェイスマッサージの後のケアに重要です。次の2つを心がけるとさらに効果的です。

・水分を摂る
マッサージ後、コップ1杯の水分を摂りましょう。それだけで、体内の水分の流れが良くなります。もちろんリンパの流れも良くなり、老廃物が排出しやすくなります。このときの水分は身体を冷やさないよう、常温の飲み物、ストレスにならない程度に温かい飲み物などがおすすめです。一方で水分の摂りすぎやアルコールはむくみの原因となる場合もありますので、適量を心がけましょう。

・肌を保湿する
摩擦による刺激を与えないようにフェイスマッサージができても念のため保湿し、肌をいたわってあげましょう。フェイスマッサージ後の肌は血行が良い状態になっていますので、ケアの効果が出やすいと考えられます。さらに潤い成分が多く配合された基礎化粧品(クリーム・美容液など)を準備しておくことをおすすめします。フェイスマッサージとスキンケアをセットで継続できるのが理想的です。

セルフマッサージは、顔のたるみ対策として、大変効果的なものです。ただし、あくまでも「正しい方法」であることが大前提ですので、強い力で擦りすぎてしまうことがないようにしましょう。

理想的な肌の状態を保つ適切なケアとともに、セルフケアを組み合わせることでさらに大きな効果に繋がります。マッサージはたった一度でも顔がすっきりすることがありますので、ぜひ習慣にしてみましょう。

※保湿ケアについては「記事:乾燥肌の皮膚保湿剤 ヘパリン類似物質とは?」を参考にしてみてください。

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