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美容大好きライター・富永明子のビューティLabo

毎日やりたいセルフケアから、
エステに行きたい特別なケアまで♪

忙しい年末年始に!
エステシャンが教えるセルフマッサージケア

年末年始はパーティシーズン♪ ウキウキ遊び回りたいものですが、その時期は仕事も忙しく、肌も身体も疲労困憊……というのが実際のところ。気づいたら、身体の疲れや寝不足がそのまま顔に出て、血色は悪くてくすむわ、目の下にどす黒いクマは出るわで、ぐったりお疲れ顔に(涙)。

悲惨な状態になる前に、普段から自分でできるケアはしておきたいですよね。そこで今回は、私の信頼するエステティシャン・橋本多栄子さん(恵比寿にあるサロン「FORTUNA」オーナー)をお招きして、手軽にお家でできるフェイシャルケアを教えてもらいました!

疲れ顔の原因は、
首や肩のコリによる場合も!

身体の疲れはわかりやすく、痛みやコリが生じて辛くなるから、サロンに通ったり、自宅でマッサージしたりする方も多いでしょう。でも、顔は肌のためのクリームにこだわることはあっても、身体ほどマッサージが必要ないと感じてしまう……。でも、それは私たちが「顔の疲れ」を感じにくいだけなのです。

「身体が疲れている=顔も疲れている、と思ったほうがいいですよ」と橋本さん。身体が疲れてコリが悪化すると、全身の血流が悪くなります。とくにコリやすい首と肩は、上につながる顔の血流を滞らせ、疲れ顔の原因に! 「毎日5分でよいので、毎日ご自宅でマッサージをしてほしい」そうです。

血色が悪い、
くすみ顔予防のセルフケア

ここから、橋本さんに教えてもらったセルフマッサージの方法をお伝えします!

1:首と肩をほぐします

血流の改善が目的なので、顔のマッサージ前に首と肩をほぐしましょう。両耳の下から鎖骨にかけて走る「胸鎖乳突筋」を、指でなでおろします。
それから、鎖骨の下側を、中心から脇の下に向けて指でなでます。ここは硬くなりやすいので、鎖骨の下に指を入れるような感覚で、少し強めに押してOK!
さらに首の後ろ側もこりやすいので、4本の指を首の後ろに当てて、横に揺らすように動かしながら、しっかりほぐしましょう。

2:ほお骨の下をプッシュ

会話したり、表情を作ったりと、ほおの筋肉は疲れがち。ほお骨の下に指をあて、下から上へと突き上げるようにプッシュします。力は入れすぎず、優しく押し上げましょう。

3:こみかみをほぐします

フェイシャルエステをしていると、こめかみがパンパンに張っている人が多いそう。2本の指をこめかみに当て、軽く揺らしてマッサージします。

目の周りの疲れを取り、
目元のクマを予防するセルフケア

目の周りの皮膚はとても薄いので、力加減には注意が必要です。軽くプッシュしながら、マッサージしましょう。また、指を横にすべらせるのはNG! 皮膚がよれてしまい、たるみの原因になります。事前にアイクリームをつけてからおこなったほうが安心です。

1:目の下側をマッサージ

目の下にある骨のキワに指をのせ、目頭から目尻に向けて複数回、優しくプッシュしていきます。皮膚がとても柔らかいところなので、指を押し込めないように注意! 指の腹を使って優しくプッシュするようにしましょう。

2:目頭の上をプッシュ

目頭の上、眉の下にあるくぼみに指をあて、ゆっくりと優しくプッシュします。爪があたらないように、指の腹を使ってプッシュしましょう。

3:眉のコリをほぐします

ストレスが溜まっていたり、眉間にシワを寄せる癖があったりする人は、眉のあたりに力が入るので、知らない間にこっていることも。眉の上に指をあて、内側から外側に向けて指をすべらせ、マッサージしましょう(この場合のみ、指をすべらせてもOK)。

時々取り入れたい、
サロンでのフェイシャルエステ体験記

ところで、一体どんなスペシャルケアがサロンではおこなわれるのでしょうか? 最後にフェイシャルエステ体験レポートをお届けします!

最初に蒸しタオルを顔にのせて温めてから、ビタミンCとヒアルロン酸、コラーゲンの入った美容液を塗り、イオン導入機を使って浸透させていきます。その後、顔のマッサージに入りますが、あちらもこちらもゴリゴリ! あごやほお、眉、こめかみは、橋本さんはさほど力を入れていないのに痛みもあるほどこっていて、ビックリです。

↑本文でも紹介した、眉のコリほぐし。まさか眉がこんなにこっているとは、思ってもみませんでした。

顔のマッサージが終わったら、コラーゲンパックへ。フリーズドライのパックで、水分を含ませて顔になじませ、目も唇もぴっちりと覆います。パックの最中に、首や肩、二の腕、頭皮と、顔まわりのパーツもマッサージしてくださるのですが……これが声が出てしまうほど痛い(涙)!

↑デコルテのマッサージ中。痛すぎて私、声が出っぱなしです。

上半身がこれほどこっているなら、そりゃ血流も滞って、顔もこって当然だわ……と実感、いや痛感です。どんな高級クリームを顔に塗っても、効果半減ですね。とほほ。

頭皮のケア(叫ぶほど痛かった)が終わってパックが外されると、橋本さん&編集担当さんから「顔色がよくなってる」「目の位置が上がってますよ」の声が挙がりました。鏡を見ると確かな変化が! 徹夜続きで疲れ切っていましたが、肌色がワントーン明るくなり、イキイキとしたうるおい肌に仕上がっていました。

「この仕上がりをキープするためにも、お家でのケアを頑張ろう。食事や睡眠にも気を遣おう」と、自宅ケアへのモチベーションもアップ。たまにはエステでのスペシャルケアも、いいものですね!(←痛かったのは「喉元過ぎれば」です(笑))

【今回の先生はこちら】

橋本多栄子さん
外資系エステサロン、バリ式エステサロン勤務後、2003年、「ミッシィボーテ」に入社。チーフエステティシャンとして勤務後、2011年独立。恵比寿に「FORTUNA」をオープン。IMEA国際マタニティエステ協会に認定されたマタニティエステティシャンでもある。専門学校の講師も務める。

富永明子さん

編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。美容情報メディアにて、スキンケアやビューティ、ヘルスケアに関する取材記事の連載を持つほか、編集者として同分野の書籍に数多く携わる。また、自著に『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)がある。