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美容大好きライター・富永明子のビューティLabo

冬の乾燥対策が、永遠のハリ肌への道♪

20~30代こそ大切にしたい、
たるみ徹底予防テクニック

寒い日が続きますね。寒空の中疲れて帰宅し、鏡を見たら目元や頬がダル~っとたるんでいて「えっ、私こんなに老けてたっけ?!」ということ、ありませんか?

老け顔の原因である「たるみ」。加齢によって肌はたるんでいくものです。気づいたときには、目元や頬がたるんで、ほうれい線やマリオネットライン(※)が深くなり、すっかり老け顔に…(涙)。

なんて怖がらせるつもりはありませんが、20~30代前半はアンチエイジングケアなんて気にならなくても、否応なく「鏡を見てショック」という日は近づいています。女性の肌の曲がり角は25歳とも、28歳とも言われていますしね…ケアを怠ってきた肌は、大きな代償を支払うことに!

それを少しでも回避するにはケアするのみ!「たるみ」というワードに反応したその日から、すぐにでも予防を始めたいところ。今回は私が普段行っている「たるみケア」をいくつかご紹介しますね!

加齢だけじゃなく乾燥も大敵!
冬は「たるみ」にご用心

たるみの原因としては、まず加齢です。肌の内側にある真皮が衰え、ハリのある肌に必要な成分(コラーゲンやエラスチン)が減少してしまうのです。さらに肌表面にある表皮との結びつきが弱まり、肌は重力に負けて垂れてしまいます。

もうひとつの原因が乾燥。肌が乾燥すると、適切な肌の水分量が保持できず、表面のハリが失われていきます。その結果、たるみやシワができやすくなるのです。さらに乾燥の原因となる紫外線にも要注意。紫外線が真皮まで達すると、コラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。

また、普段あまり顔の筋肉を動かさない人は、表情筋が衰えて、たるみにつながります。私の感覚ですが、冬場は冷えて顔がこわばるせいか、はっきりと表情筋を動かして話さないように思います。冬の乾燥も相まって、冬はほかの季節以上に「たるんだ私」に気づきやすいのです。

保湿が重要。
たるみ予防に必要なスキンケアのコツ

ここからは、たるみ予防に私が行っているケア方法をご紹介します。

まず、どの世代でも乾燥が進むとたるみやすくなるので、保湿はマスト!コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなど、保湿成分がたっぷり入ったアイテムを選びましょう。保湿成分の多いクリームはベタつくので苦手、という方には、オイル美容がおすすめです。乾燥によってたるみやすい頬や口元はとくにしっかりと塗りましょう。

それらの成分を浸透させるためには、余分な古い角質を取り除いておくことも大切。私の場合は「拭き取り化粧水」をコットンに含ませ、肌表面を優しくなでて、角質ケアをしています。肌に負担をかけすぎず、簡単にピーリングができますよ!

さらに、紫外線ケアも丁寧に。前述の通り、紫外線はコラーゲンやエラスチンを破壊し、肌の弾力を損ないます。「冬は、紫外線対策も軽めに済ませがち」というのはNG!化粧下地だけでも、UVカット機能のあるものを選びましょう。

また、私は「洗顔する力の強さ」にも気を配るようにしています。たるみ始めた肌に、強い力をかけてしまっては、シワも寄りやすくなるというもの。濃いメイクの日は勢い、ゴシゴシと洗いたくなりますが我慢!なでるように優しく、メイク落とし&洗顔をしましょう。

たるみ対策に顔の筋トレ&お食事をプラス

ここからは、スキンケア以外のテクニックをご紹介しましょう。

前述の通り、たるみの原因のひとつに表情筋の衰えがあります。日ごろから人と話す機会が多くても、とくに冬場は顔の筋肉がこわばりがち。そんなときは自宅で(誰も見ていないところで!)以下のような顔の筋トレをしています。

  • ●思いっきり、口をすぼめてから戻す
  • ●口を「いーっ」と横に開いてから閉じる
  • ●口を閉じたまま、舌で頬の裏側を刺激する
  • ●目をぎゅっと閉じてから開く

これらの筋トレをすると顔の筋肉がほぐれて、実に気持ちがよいです。手軽にできるので、習慣化しやすいのがメリット! 気づいたときには、テレビを観ながら、お風呂に入りながら、自然と行えるようになります(私は思わず、屋外でやってしまうことも…)。

もうひとつ、たるみ予防のためには食事も大切! 活性酵素によって肌が酸化すると肌の弾力が衰えて、たるみやシワなどの老化が進みます。予防のために、日ごろから抗酸化成分を含む食べものをいただきたいものです。

強い抗酸化力を持つ栄養成分多く含む食材のなかに、鮭とトマト、ほうれん草があります。どちらも大好物な私が、よく自宅で食べているレシピがこちら♪

サーモングリルの
ほうれん草トマトソースがけ

ほうれん草をゆでて水けを切り、油を熱したフライパンに入れて、さっと炒めます。そこに角切りトマト(カットトマト缶でも可)と生クリーム少々、塩・こしょうを適宜加えて、弱火で少し煮込みます。煮込んでいる間に、塩・こしょう、お好みのハーブ(粉末)を振ったサーモンをオーブンに入れ、火が通るまで熱します(フライパンで、じっくり焼いてもOK)。皿にのせたら、ほうれん草トマトソースをかけて、完成!

ほかには、ブロッコリー、パプリカ、ごま、アーモンド、海藻類、オレンジ、緑茶なども、代表的な抗酸化食材です。手に入れやすい食材が多いのが嬉しいところ!

「たるみなんて、まだ先の話」という世代も、「気づいたら、ずいぶんたるんじゃったなぁ」という世代も…丁寧にケアをすれば、肌は応えてくれることが多いもの。簡単なケア方法だけ紹介したので、ぜひ生活の一部に取り入れてみてくださいね。目指せ、永遠のハリ肌♪

富永明子さん

編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。美容情報メディアにて、スキンケアやビューティ、ヘルスケアに関する取材記事の連載を持つほか、編集者として同分野の書籍に数多く携わる。また、自著に『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)がある。