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「目もとケアでより若々しく!
効果的な対策や化粧品選びは?」

小澤 佑美先生

医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。現在同じく皮膚科専門医の妹とともに父親の開業するクリニックで皮膚科・美容皮膚科を担当。女性ならではのキメ細やかな診療が信条。日本美容皮膚科学会、女医プラス所属。

「年齢は目もとに現れる」と言われるように、目もとは女性にとってとっても気になるパーツ。デリケートな部分なだけに、正しいケアが大切です。

目の周りに、色素沈着によるクマが目立ってきた?
ちりめんジワが増えたり、ハリがなくなってきたかも?
アイラインがスっと引きにくくなってきたような?

そんな兆候を感じたら、すぐに目もとケアを意識すべき!
今回は、そんな気になる目もとケアに関して、原因と対策、スキンケア方法など、気になるポイントをご紹介していきます。

目もとのお悩み、どんなものが多い?

ひとことに目もとのお悩みといっても、タイプはさまざま。
トラブルとその原因に応じて、正しくケアをすることが大切です。

■シワ

目尻や目の下にできる、細かいシワ。ファンデーションがヨレてしまったり、メイク映えもしにくくなってしまいます。
原因の多くは乾燥。皮膚の水分量が失われることで肌がしぼみ、ちりめんジワと呼ばれる浅く細かいシワができやすくなります。
また、間違ったケアによる刺激や、紫外線などもシワを引き起こす原因に。

■クマ

血行不良や睡眠不足などが原因でできる青グマ、日焼けや摩擦による色素沈着が主な原因の茶グマ、たるみが影になってできる黒グマなど、クマができる原因を理解して対処していきましょう。

■たるみ

加齢により、目もとのハリを支えている眼輪筋が衰えて、皮膚のたるみにつながるのが主な原因です。また、コラーゲンやヒアルロン酸の減少によりハリが失われてたるみにつながるケースも。

これらの目もとトラブルの多くは、30代の半ばぐらいから気になる人が増えてくる傾向があります。兆候を見逃さず、早めに適切なケアをすることが大切です。

目もとケアは「まずは保湿」を心がける

──目もとは皮膚が薄い場所

目もとの皮膚は、頬などと比べると1/3ほどの厚みしかなく、とにかく薄くてデリケートな箇所。つまりバリア機能も弱く、紫外線や摩擦などの外部刺激をダイレクトに受けやすいのです。さらに皮膚が薄いということは皮脂も少なく、乾燥ダメージを受けやすいという弱点も。
さらに、目は1日に約2万回もまばたきをするぐらい酷使されているので、皮膚の伸縮でシワにもなりやすいのです。
また現代では、スマホやパソコンの見過ぎにより眼精疲労になりやすく、血行不良によるくすみやクマを引き起こしやすくなっています。

こう書くと、目もとの皮膚は、ほんとうに過酷な環境にさらされているということが、よく分かりますよね。

こんなデリケートな目もとの皮膚を守るには、なんといっても保湿ケア。水分と油分をしっかりと補給することが大切なのです。

──目もとのクレンジングは専用のものを使う習慣を

このように、目もとは本当にデリケートなパーツ。そこで特にケアで気をつけたいのは、アイメイクを落とすときのクレンジングです。マスカラやアイラインなどはウォータープルーフ機能により落としにくいものも多く、かといってゴシゴシこすってしまうと、摩擦で薄い皮膚が痛んでしまいます。
そこで、目もとのクレンジングに関しては、少ない摩擦でメイクが落ちやすい成分が配合されているアイメイクリムーバーなど専用のクレンジング剤を使うことをおすすめします。
目もと専用のクレンジング剤は、「優しい力でスルっとしっかり落とせる」、そんなタイプのものを選んでくださいね。

──日頃のスキンケアやメイクのときには、摩擦に気をつけて

クレンジングだけではなく、スキンケアやメイクのときにも目もとケアの最大ポイントは「摩擦を避けること」。
たとえば、日頃こんなことをやってしまっていませんか?

  • ■アイメイクで色を乗せるときに、ブラシやチップを強めにこすってしまう。
  • ■クレンジングのときに、きちんと落とそうとこすってしまう。
  • ■目にかゆみを感じたときに、ついゴシゴシこすってしまう。
  • ■目が疲れたときに、自己流で強めのアイマッサージをしてしまう。

思い当たることがあったら、要注意!メイクもクレンジングもケアも、とにかく繊細に優しく行うように習慣づけてください。

目もとケア用の化粧品の選び方

──優先すべきはアイクリーム

繊細な目もとに取り入れたい、スキンケアアイテムとは?
ズバリ、重視したいのは保湿機能。目もと用コスメはいろいろなタイプがありますが、保湿効果を重視するのであれば、ローションタイプよりはクリームタイプの方が「水分をのがさずに蓋をする機能」が一般的にすぐれているため、おすすめです。
暑い季節などはクリームの重さを避けたくなることもあるかもしれませんが、前述したとおり目の周りは水分が逃げやすい箇所。季節を問わずクリームを取り入れることをおすすめします。
塗り方、適量などは、商品の説明書をよく読んで正しく使うようにしてください。

──保湿に有効な成分が入ったものを選ぶ

アイクリームで重視したい保湿成分には、どんなものがあるのでしょう?

  • ■ヘパリン類似物質:保湿に加え、肌荒れを防ぐ作用も期待できる。
  • ■プラセンタ:紫外線によるメラニンの生成を抑えて色素沈着を防ぐほか、肌細胞の再生を促す作用も期待できる。

また、血行促進に有効な成分が含まれているものであれば、青グマなどの解消の作用も期待できます。たとえばビタミンE。
ビタミンE には血行を促す性質があり、肌への刺激性も少ないことから繊細な目もとにも安心して使用できます。

また、成分の質や配合に信頼性の高い医薬部外品のアイテムを選ぶことも、賢い選び方といえるでしょう。
ただし、有効成分は肌や体質に合わせたものを選ぶことが大切なので、深刻な肌トラブルの場合は皮膚科医に相談して、間違いのないアイテム選びをしてください。

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