目もとの皮膚は、頬などと比べると1/3ほどの厚みしかなく、とにかく薄くてデリケートな箇所。つまりバリア機能も弱く、紫外線や摩擦などの外部刺激をダイレクトに受けやすいのです。さらに皮膚が薄いということは皮脂も少なく、乾燥ダメージを受けやすいという弱点も。
さらに、目は1日に約2万回もまばたきをするぐらい酷使されているので、皮膚の伸縮でシワにもなりやすいのです。
また現代では、スマホやパソコンの見過ぎにより眼精疲労になりやすく、血行不良によるくすみやクマを引き起こしやすくなっています。
こう書くと、目もとの皮膚は、ほんとうに過酷な環境にさらされているということが、よく分かりますよね。
こんなデリケートな目もとの皮膚を守るには、なんといっても保湿ケア。水分と油分をしっかりと補給することが大切なのです。
このように、目もとは本当にデリケートなパーツ。そこで特にケアで気をつけたいのは、アイメイクを落とすときのクレンジングです。マスカラやアイラインなどはウォータープルーフ機能により落としにくいものも多く、かといってゴシゴシこすってしまうと、摩擦で薄い皮膚が痛んでしまいます。
そこで、目もとのクレンジングに関しては、少ない摩擦でメイクが落ちやすい成分が配合されているアイメイクリムーバーなど専用のクレンジング剤を使うことをおすすめします。
目もと専用のクレンジング剤は、「優しい力でスルっとしっかり落とせる」、そんなタイプのものを選んでくださいね。
──日頃のスキンケアやメイクのときには、摩擦に気をつけて
クレンジングだけではなく、スキンケアやメイクのときにも目もとケアの最大ポイントは「摩擦を避けること」。
たとえば、日頃こんなことをやってしまっていませんか?
- ■アイメイクで色を乗せるときに、ブラシやチップを強めにこすってしまう。
- ■クレンジングのときに、きちんと落とそうとこすってしまう。
- ■目にかゆみを感じたときに、ついゴシゴシこすってしまう。
- ■目が疲れたときに、自己流で強めのアイマッサージをしてしまう。
思い当たることがあったら、要注意!メイクもクレンジングもケアも、とにかく繊細に優しく行うように習慣づけてください。