TAISHO BEAUTY ONLINEで目指す「Beauty on Health 私のなかで、キレイが育つ。」の考えに通ずるあれこれを、
プロジェクトBメンバーが体験し、レポートでお届けしていきます。
第5弾は「森林セラピー」です。

2019年7月某日

「Beauty on Health 体験by Project B」5回目はヨネヤが担当します。東京都心部から2時間以内の奥多摩で、木々に癒され心身共にリフレッシュできる森林セラピーツアーを体験してきました。日々喧騒にもまれ、時間に追われ、あーなんだか癒しがほしい…。そう思っている方必見のレポートです！

「森林浴」を耳にすることは多いですが「森林セラピー」ってなに？という方も多いのではないでしょうか。森林浴で感覚的に語られる効果を科学的に解明し、こころと身体の健康に活かそうという試みが森林セラピーです。

具体的には

• ①唾液の中のコルチゾールという「ストレスホルモン」が都市部に比べ森林では濃度が低くなる
• ②心拍のゆらぎ測定でリラックスした時に高まる「副交感神経活動」が昂進する
• ③「フィトンチッド」という森の香りにより「ナチュラルキラー細胞」が活性化し、免疫力が高まる

といった効果が証明されています。リラックスして免疫力もあがるなんて、まさに一石二鳥です！

まずは、奥多摩駅からわずか徒歩5分。気軽に行ける氷川渓谷へ。出発前に、日ごろの凝り固まった体をほぐすストレッチをします。足、腕、首…とほぐしていくうちに、早くも筋肉がプルプルしはじめ普段の運動不足を実感します。十分ほぐれたらいざ、森の中へ！歩くこと数分。やってきましたノスタルジックな吊り橋「登計橋（とけばし）」。ここで、ガイドさんに教えて頂いた「奥多摩式森林呼吸法」を実践します。

なんだか空気が澄んでて呼吸がしやすい…頭がクリアになる…五感が研ぎ澄まされて雑念や邪念が祓われていく感じ…。奥多摩式森林呼吸法をした後は、今まで気づかなかった葉の模様やカタツムリが急にクリアに見えてきたり、サラサラと流れる水の音に気づかされます。

奥多摩にはセラピーロードとして5つのコースが存在しております。そのうち、今回体験したコースは「香りの道　登計（とけ）トレイル」。こちらのコースは日本初のセラピー専用ロードとなっており、子供からお年寄りまで無理なく歩ける、なだらかな道です。スギとヒノキからできたウッドチップが道にまかれているのでふかふかで歩きやすい！周囲も針葉樹林に囲まれ空から地面から全方位から香るヒノキの良い香りに満たされます。
道中、ガイドさんの説明のもと実際に森の中に生えている植物を触ったり、嗅いだりすることも。フワフワな葉（シロダモ）や、鱗のような質感の葉（ジャゴケ）、スパイシーな香りの葉（サンショウ）など、五感が研ぎ澄まされたときに直に感じる自然は、それぞれの個性が引き立ち生命力を感じました。

さて、このセラピーロード登計トレイルはセラピー専用ということもあり、様々な休憩スペースが設けられています。室内で休憩できるステーションに加え、道の途中で空を見上げてリラックスできるベンチや椅子がそこかしこに点在。ここで目を閉じて休憩すると、木々のざわめきや川のせせらぎ、鳥のさえずり、いろいろな音と、澄み切った空気の中に草木の香りを感じ本当にすっきりします。あぁ～フィトンチッド感じる～…。

登計トレイルの散策は無料です。一般の方がいつ入ってもOKなので、散歩がてらにふらっと行く人も多いそう。

あったんです。森の中に入る前と後では、気持ちの余裕が違いました。翌日からも、深呼吸をすればたとえイライラしていてもすっきり。いつもせかせか歩いていましたが、周りを見る余裕も生まれました。森の中で目を閉じてすーっと身も心も解き放つと、日常では味わえない爽快感が。フィトンチッドすごい…。副交感神経が昂進するので、夜もぐっすり眠れました。

普段触れることのない量の自然を感じリフレッシュすることができました。森林セラピーツアーは、ガイドの方がセラピーとして効果的な呼吸、感じ方、草木について説明してくれるのでリラックスしつつも楽しく学べるツアーでした。
森の様子は四季折々で異なるので色んな季節に行きたいですね。また、その日の体調や季節によっても感じ方は変わるので、見るのが良いか、音を聞くのが良いか、触るのが良いか…その日の自分に合った森との関わり方を見つけていくのも面白いかもしれません。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。

森林セラピーは他にもいろいろなプログラムがあります。
次回は、大自然の中でできちゃう！？森林ヨガについてレポートします。乞うご期待！